何もわからない状態で投資を始めるのは危険?
投資は「何もわからない」からこそ始められる!
「投資」と聞くと、「難しそう」「損をするのが怖い」「そもそも何から始めればいいのかわからない」といった不安が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか?
特に、これまで投資に縁がなかった方にとっては、「何もわからない私なんかが始めても大丈夫なのかな…」と二の足を踏んでしまうのも当然です。
でも実は、投資のリスクを何もわかっていない初心者だからこそ、投資を始めやすいという側面もあります。
失敗を恐れる必要はない!経験こそが最良の学び
すでにベテランの投資家たちだって、最初はみんな初心者でした。
今こうして投資や資産運用のアドバイスをしている私だって同じです。
いろいろトライ&エラーを繰り返しながら経験を積み、本を読んで知識を得て、少しずつ投資や資産運用のことを理解するようになってきた。
これまでたくさんの失敗をしてきたけれど、結果的にはそれでもなんとかうまくやってこれた。
そういった経験から言っても「何もわからなくたって、きっと大丈夫」。たとえ何もわからない状態で初めたとしても、その後きちんと学んでいけばいいのだと思います。
そもそも投資で失敗するのは、当たり前のことです。
投資というのは、「不確実性」を扱うものなのですから、全く失敗しないなんてことは、まず不可能です。
投資をするにおいて、失敗を過剰に恐れること自体、そもそもが大きく間違っています。
「儲かる方法」より「やってはいけないこと」を学ぼう
投資で失敗を恐れることに意味はない。
ただし、失敗するリスクが高いと分かっている「やってはいけないこと」というのはある。
実は投資で学ぶべきことと言うのは、「儲かる方法」よりも、この「やってはいけないこと」なのです。
そして投資を学ぶというのは、この「やってはいけないこと」を体で覚えていくことなのだと思います。
投資スキルは「経験」が磨き上げる
そもそもどんなに投資の情報を集め、勉強して、知識で武装しても、うまくいかないときは上手く行かないものです。
今まで自分が体験してきたことから言っても、投資のスキルというのは、知識よりも、経験によって精度が上がっていくところがあると感じています。
車の運転やスポーツと同じで、どんなに理論を頭に入れても、実際に体を動かしてやってみなければ何もわからない。
経験の伴っていない知識や理論は、実践ではなんの役にも立ちません。
逆に言えば、経験を積むことによって、自然と体が反応し、無自覚に動けるようになってくれば、車の運転もスポーツも、かなり上達していると言ってもいいのかもしれない。それと同じです。
失敗を恐れない!臆病な心を乗り越える投資の始め方
投資をしていれば必ず失敗する
投資に失敗はつきものです。投資の神様とも言われる偉大な投資家ウォーレン・バフェットでさえ、何度も失敗を繰り返しています。
投資において「失敗しない」という考え方は、そもそもが間違っています。
「じゃあ、なぜ失敗するかもしれないのに、投資をするのか?」。それは、「成功するかもしれないから」です。
成功すれば大きな利益が得られる、でも失敗するれば損することもある。
これはごく自然なこと、誰もが知っている当たり前、というやつです。
しかし、この期待値を大きく間違って認識しているが故に、投資というもの自体、そしてその失敗を大きく誤解してしまっている人が少なくありません。
「投資をしていれば必ず失敗する。」そう考えながら投資をすることは、とても大切です。
「良い失敗」と「悪い失敗」を見極める
問題は、失敗してもいい失敗と、失敗してはダメな失敗の2つがある事です。
賢い投資の仕方というのは、失敗してもいい失敗の中で、どんどんリスクをとっていく。
そして、下手な投資の仕方というのは、失敗してはダメな失敗をしてしまったり、そもそもそうしたリスクを取っているという事に全く気づいていなかったりすることです。
正直なところ、私自身の今までの投資経験から言えば、失敗を程よくコントロールしていれば、結果的に投資は成功しやすいと感じています。
賢い投資の神髄は「リスクコントロール」にある
投資で成功しやすくするための、「失敗のコントロール」。言い方を変えるなら、「リスクコントロール」。これこそが、賢い投資の神髄なのではないかと考えています。
失敗を過剰に恐れている人によく見られるのは、この「リスクをコントロールする」という発想が抜け落ちていることです。
どんな時に失敗し、どのくらいの損失が発生するのか。それが全く見えていないままに投資をしているから、再起不能になるような損失を負うことになったり、失敗するという事に対して過剰に恐れたりするのです。
投資を理解していれば、それなりにリスクはコントロールできます。それを知識と経験で学んでいけば、きっとあなたも賢い投資家になれることと思います。